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結論:足切り対策に成功して、本体で足りなかった
2回目の行政書士試験は令和5年度に受けた。1回目で落ちた原因である一般知識の足切りは、今回は通過した。
それでも不合格。得点は152点だった。合格は180点なので、28点足りない。当時は「まったく歯が立たなかった」と受け取っていたが、成績通知を見返すと、そこまで離れた位置ではなかった。
足切りを越えたことで、課題がはっきり分かった。私に足りなかったのは一般知識ではなく、法令科目の得点力だった。内訳は法令の択一が84点、多肢選択が8点、記述式が16点、一般知識が44点。一般知識だけが突出して取れている。
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足切りは、対策すれば越えられた
1回目の反省から、一般知識には最初から時間を割いた。やったことは単純だ。
文章理解を落とさないようにした。 ここは法律知識が要らない。国語の問題なので、解き方を覚えれば安定する。3問あり、確実に取れれば足切り回避に大きく効く。
個人情報保護と情報通信をやった。 範囲が限られていて、参考書の記述を覚えるだけで点になる。政治・経済・社会は範囲が広すぎるので、深追いしなかった。
この2つで足切りは越えた。一般知識は「全部やる」科目ではなく「落とさない科目を決める」科目だと分かった。
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152点で止まった原因
では、なぜ180点に届かなかったのか。振り返ると3つある。
1. 行政法が固まっていなかった。 行政法は配点が最も大きい。ここを取り切れないと180点には届かない構造になっている。私は行政手続法・行政不服審査法・行政事件訴訟法の区別が曖昧なまま本試験に臨んだ。似た制度が並ぶので、条文を横に並べて整理しないと混ざる。
2. 民法を「読んで理解した」で終わらせた。 民法は理屈が通っているので、読めば分かった気になる。しかし問題を解くと間違える。理解と得点は別だということを、この回で痛感した。
3. 記述式を捨てていた。択一で稼げばいいと考え、記述の練習をほとんどしなかった。記述式は3問で60点。実際に取れたのは16点だった。多肢選択の8点と合わせても24点で、書く問題の84点満点のうち60点を落としている計算になる。28点差というのは、ここだけで十分に埋まる幅だった。
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「勉強した時間」と「取れる点」は比例しない
1回目より明らかに勉強していた。参考書は読み込んだし、問題集も解いた。それでも152点だった。
何が違ったのか。インプットの量は増えたが、アウトプットの質を測っていなかった。
参考書を1周した、という記録は残る。しかしそれは「読んだ」記録であって「解ける」記録ではない。模試を受けて点数を出せば、どこが取れていないかは一目で分かる。私はそれをやっていなかった。
自分の弱点を、自分の感覚で判断していた。これが最大の誤りだった。
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2回目で得た、3つの手応え
落ちたが、収穫はあった。
足切りは対策で越えられる。 これは確信になった。範囲を絞れば、一般知識は恐れる科目ではない。
配点の大きい科目から積むべきだ。 行政法と民法で全体の大半を占める。ここを固めないまま憲法や商法に手を広げても、点は伸びない。
記述式は捨てられない。 60点分を放棄する戦い方は成立しない。
この3つを踏まえて、3回目に臨んだ。結果は、もっと悔しいものになった。
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同じところで止まっている人へ
足切りを越えたのに落ちた、という結果は、実は前進している。課題が本体に移ったということだ。
そこから先に必要なのは、勉強量を増やすことではない。いまの実力を数字で知ることだ。 模試を受けて、科目ごとの得点を出す。行政法で何点、民法で何点、記述で何点。
感覚で「民法が弱い」と思っていたところが、実際は取れていたりする。逆に得意だと思っていた科目で落としていたりする。測らないと分からない。
次の記事では、3回目の受験について書く。あと4問正解していれば合格だった。
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受験記シリーズ
4回分の受験記をまとめてあります。
/articles/manual/gyosei-shoshi-1st-attempt-ronjutsu/ — 1回目:200字論述の時代に足切りで落ちた
/articles/manual/gyosei-shoshi-2nd-attempt-ashikiri-passed/ — 2回目:足切りは通過したが152点で落ちた(この記事)
/articles/manual/gyosei-shoshi-3rd-attempt-4-questions-short/ — 3回目:あと4問で落ちた
/articles/manual/gyosei-shoshi-4th-attempt-decision/ — 4回目:参考書1冊に絞って今年で決める
今年の勉強のやり方は /articles/manual/gyosei-shoshi-tsukue-ni-mukawanai/ に、模試の選び方は /articles/manual/gyosei-shoshi-moshi-osusume-2026/ に書いています。
直前期(残り2か月)の組み立ては /articles/manual/gyosei-shoshi-2months-left-strategy/ に書いています。
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