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受けたのは4回、うち会場は1回だけ
前回の受験年に受けた模試は4回。内訳は、東京法経学院の第1回・第2回・第3回を自宅で、最後に大原の全国模試を会場で受けた。
会場受験はもう1回申し込んでいた。LECのファイナル模試を名古屋本校で受ける予定だったが、当日行けなかった。後日、問題と解答だけをもらいに行った。受けられなかった模試も、問題としては手元に残る。
自宅受験が中心になった理由は単純で、会場までの移動時間に見合わないと判断したからだ。都市部に住んでいるなら別だが、片道に時間がかかるなら、その時間でテキストを1ページ読むか、問題を1問解くほうがいい。
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択一は29問から30問へ動き、そこで止まった
第1回は9月19日に解いた。翌週の予想気温が30度と出ていた、真夏日だった。法令択一は40問中29問で、7割を超えた。基礎知識は足切りにかかったが、文章理解を読まずに全部5番にマークしたので、これは自業自得である。記述式は半分も取れなかった。
同じ東京法経学院でも、模試本の「最強の模試」のほうが難しく感じた。ここで「今年は何とかなりそうだ」と思った。前年に受けた模試を解き直したら、半分も解けなかったものが8割近く正解になっていたことも大きかった。
第2回は9月27日。法令択一は40問中30問。ここまで来たら8割の32問を目指したくなる。ただしこの回は、行政法の記述式で問題の意図を読み違え、まったく見当違いの答案を書いた。当然0点だった。
第3回は第2回の1週間後だったので、参考になる数字ではない。法令択一の精度と記述式の底上げが課題だという結論は、3回とも同じだった。
つまり模試で分かったのは、択一が29問から30問のあたりで止まっているという事実だけだった。伸びしろがどこにあるかまでは、模試は教えてくれない。
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最後の1回だけ、会場まで行った
10月26日、大原の全国模試を浜松まで受けに行った。調べた限り、その年に成績処理が行われる模擬試験としては全国で最も遅い回だった。
この時点で、頻出論点はおおむね固まっている感覚があった。足りないのは記述式への対応だと感じていたので、テーマを検索し、要件事実を思い出し、事案にあてはめる、という順序を意識して解いた。
判定は出た。ただ、あと一伸び足りないという感覚は消えなかった。あいまいなまま覚えている論点が残っていて、それが記述式で書き切れない原因になっていた。
試験時間は3時間だが、2時間弱で退出した。近くの受験生の咳や貧乏ゆすりを気にせず解く訓練にもなった。帰りに駅ビルで海の幸を食べた。それも含めて、会場受験の1回は無駄ではなかった。
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解く順番は、それほど重要ではないと思う
答練や模試で「解く順番を決めておけ」とよく言われる。得意な行政法から始める、基礎知識から片づける、といった話だ。私はこれを重視していない。
理由は2つある。1つは、問題用紙と解答用紙を行き来する回数が増えるほど、マークミスの危険が増えること。もう1つは、記述式と文章理解は、頭が温まってからのほうが解きやすいことだ。
順番よりも、体調が悪くても180点を超える実力のほうが効く。お腹が痛い日でも、風邪をひいている日でも取り切れるかどうかが本番を決める。
だから模試の回数も、時間配分と騒音への慣れが目的なら1回で足りると思っている。私が4回受けたのは、順位と偏差値が出るのがゲームとして楽しかったからで、必要だったからではない。
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自宅受験でも、できることはある
会場で受けなければ本番の空気は分からない、というのは事実だと思う。ただ、自宅受験でも代わりになる部分はある。
図書館やカフェで解けば、物音を立てる人や咳への配慮が足りない人は必ずいる。それを気にせず問題に集中する訓練にはなる。会場に行かなければ絶対に得られないもの、という条件は思ったより少ない。
問題そのものは、模試本や、フリマアプリで手に入る過去の模試問題でも足りる。私は民法の大改正があった2020年度以降のものに絞って集めた。改正前の問題を解くと、直すべきでない知識を直してしまう。
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模試から読み取れたこと
4回受けて分かったのは、点数そのものより「どこで止まっているか」だった。択一が29問から30問で動かないなら、足りないのは新しい知識ではなく、あいまいな論点を確定させる作業になる。
記述式で0点を取った回があったことも収穫だった。知識があっても、問題の意図を読み違えれば0点になる。これは択一の勉強では見つからない弱点だ。
模試は実力を測る道具というより、自分の詰まっている場所を教えてくれる道具だと思っている。判定はおまけである。
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